下ごしらえ…。
休日には、キッチンに立ちます。 (訂正:立つコトなどもございます ;-))
昨日のランチは、わたくしお得意のボンゴレ・ビアンコ…。
イタリアンの定番ですので、ご存じの方も多いと思います。
簡単に申しますと、アサリの白ワイン蒸しパスタ…。
主な具材はアサリだけという非常にシンプルな料理ですが、
アサリの出汁+ガーリック+オリーブオイルがパスタに絡みつき、
複雑で奥行きのある味になります。
(訂正:上手な方の場合、なるようです…。 )
ところで…。
料理をしていて、いつも感じるのは、下ごしらえの大切さ…。
いわゆる「3分クッキング」の見えない部分の作業です。
このパスタの場合、当然なのですが、アサリの砂抜きを丁寧にすること。
それが一番大切だと思います。
折角いい味に仕上がっても、アサリを噛んだとき、ジャリッでは :-(ですものね…。
一見、仕上げの派手な部分
(3分クッキングで先生が炒めているシーン)に、目を奪われがちですが、
本当に美味しいモノって、案外、地味で目立たない下ごしらえの部分を
一番大切にしているのかなぁ…。とか思ったりします。
そして、それは建築でも同じではないかなぁ~と…。
建築も下地が大切…。(当然、仕上も大切ですが…。)
竣工してしまえば、見えなくなってしまう部分ですが、
腕の良い職人さん、プライドのある大工さんほど
この部分を大切にし、時間を費やします…。
それが、パッと見ではなく、
何十年後の建物の善し悪しに影響することを知っているからです。
料理も建築も、見えない「下地」を大切にしたモノは素晴らしいと思います。