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「高床の家」竣工。

先日、「高床の家」が竣工…。

施主のB様から、
「和歌山県有田市で、地域のコミュニティースペースとなる店舗付住宅をつくりたい」と、
初めてお声頂いたのは、今から1年と8ヶ月前…。

幾度となく現場に足を運び、工務店の監督、職人と打合せを重ねた日々も、
良き思い出となりつつあります…。





B様の夢と情熱、工務店と職人の皆さんの尽力でつくりあげた建築物を
少しだけ紹介させていただきたいと思います…。 

 

この建築物は、南側に住宅棟、北側に店舗棟をシンメトリーに配置し、
その間が開放的なカフェテラスとなっています。
特徴は、道路との敷地高低差を、造成工事ではなく、高床で解決している点…。
通常であれば、土を盛って地盤を道路と同じ高さにしてから建物を建てるところを、
低い敷地の地盤に鉄骨の大柱を立て、1階と2階の床を持ち上げています。

この地面と建物の間にできた隙間、
床下のピロティー空間が、周辺環境と相まって独特の雰囲気を形成…。
1階テラスとも繋がったこの場は、カフェのお客様が憩う場、
ちびっ子たちが駆け回ったり、ブランコ遊びや砂遊びができる空間となっています。
一般的には、駐車場などとして附属的に利用されるピロティーですが、
この建物では、このピロティーに重点を置き、最も居心地の良い場となるよう
計画しました。

店舗棟の高さ1.5mにあるカフェテラスからは、1年を通じて水田の風景を望むことができ、
都会とはひと味違う、ゆったりとした時間と心地よい風が流れる空間となっています。

 

詳しい説明は、後日作品集にアップ致しますので、よろしければご覧下さいませ。 😀

 

高床下のピロティー(夜の風景)

店舗側の風景

カフェテラス

住宅棟の夜景

頭の中でイメージしていたモノが、皆の力でリアルになる竣工の時…。
この仕事に携われて、本当に幸せ- 😀 と思う瞬間です。

今回も、寛大な施主様と工務店のお陰でここまで辿り着けました。

前建設工業の前社長…。
社長の気っ風の良さが、この建築物を完成に導いてくれました…。
大変な工事でしたが、社長と仕事ができて、本当に楽しかったです。
どうも有難うございました。 😀

そして施主のB様…。
この建築物の設計監理を通じて、たくさんの経験、勉強をさせていただきました。
こんなにも素晴らしい機会を与えてくださったことに、心より感謝致します。
これからも、どうぞよろしくお願い致します。 😮
 

 

 

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