「神戸の保育園」。埋蔵文化財試掘調査…。
前回のブログでご紹介した都市型保育園=「神戸の保育園」の
埋蔵文化材試掘調査を先日行いました。
そこで、、、
八尾の保育園に引続き、また、出たんです。
奈良時代の土師器(はじき)と須恵器(すえき)がっ !
といってもこんな欠片なのですが …。
ご興味をお持ちの方はかなーり少数だと思われますが、
試掘の様子を、少しだけご紹介。
まず、パワーショベルで所定の深度まで掘り進めます。
地層が形成されているのが良く分かります。
所定の深度まで掘り進めた後、人力での掘削。
暑い中の重労働。本当にお疲れ様です。
そして、出土品。
パッと見たところ、正直、これが何なのか良く分かりませんが、、、
よ-く見ると、模様がついており、土器の一部であることが分かります。
ちなみにこれは須恵器。
この地域は深江北町遺跡に属しており、
調査員の方から聞いたお話では、
この近辺に東西を結ぶ古代の道路があったのだそう…。
しかも、この周辺に、駅家(うまや)といって、
役人が出張で乗る馬を飼育するための小屋があったそうで、
近くでは、下写真のような「木簡」という木の札も出土していることから、
調査員の方はワクワクしながらの発掘作業! 😀
現実問題として、貴重な物品が出土すると、調査期間が延長され、
工期にも影響するため、私たちは、複雑な想いでハラハラしながらの待機 😕
残念ながら、、、?
今回は、写真でお見せした以上の物品は出土しませんでした。(ホッ….。)
でも、発掘調査を通じ、過去との繋がりを体験できた貴重な一日でした。
いよいよ着工です!
また、工事の模様もアップしますので、覗いてやってくださいね! 😀