『池田のマンション』地鎮祭
大阪府池田市で、当事務所が設計監理を担当させていただいている
学生マンションの建設工事が、スタートします。
本日は、その地鎮祭…。
少し肌寒い一日でしたが、天候にも恵まれ、
厳かな雰囲気の下、地鎮祭が執り行われました。
地鎮祭という祭式の中には、「地鎮の儀」という儀式があり、一般的に次の流れで進行します。
「苅初めの儀」 設計者が忌鎌で、祭壇脇にある盛砂に生える青草を苅る所作を3度行う。
「穿初めの儀」 施主様が忌鋤で、盛砂に穴を掘る所作を3度行う。
「鎮物埋納の儀」 神主さんが盛砂に「鎮め物」を納める。
「鍬入れの儀」 工務店が忌鍬で、盛砂の鎮物を埋める所作を3度行う。
この儀式は、
古くから建築物を築くにあたり、
未開の地に分け入って、鎌で草を刈り、鋤や鍬を用いて整地しいったことに由来し、
この事業において、この地に初めて手を加える様を土地の神(氏神)にご覧戴き、
この後、末永く土地を利用することへのお許しを得ることと、
これから行う工事の安全を祈願することの意味があるそうです。
さらに、施主様、設計者、工務店という独立した主体が、
この地で行う初めての共同作業(結婚式のケーキ入刀 :roll:)ですから、
一致団結して事にあたる姿勢を氏神にご覧いただくことで、
病めるときも 健やかなるとき も、協力して事業を成功させる気持ちを
皆で共有する意味があるのだと思います。
テクノロジーが進化した現代においても、建物を築くのはやはり、人。
新たに身を引き締め、工事へと向かう心構えができました!
施主様、工務店の皆様、
私に与えられた役割を精一杯頑張りますので、
どうぞよろしくお願い致します! 😀
完成イメージパース