『池田のマンション』躯体工事…。
『池田のマンション』は2階の配筋工事中…。
連日の猛暑の中、現場では、大勢の鉄筋、型枠職人さんが、工事に励んでくれています。
今回は、この現場でも採用しているRC造(鉄筋コンクリート造)について、
このブログで触れたいと思います。
近年、加工機械やコンピューター技術の発展に伴い、木造、鉄骨造共に、工場での機械による部材加工(プレカット化、プレハブ化)が一般的になり、躯体工事の現場では、ほぼ部品の組立(建方)のみ、職人の作業となりました。
ですが、RC(鉄筋コンクリート造)の場合、
限られた大規模施設のPC(プレキャストコンクリート工法)を除き、現在でも、鉄筋工の職人が、現場で1本づつ手作業で鉄筋を組み、 型枠大工職人が、柱や梁を成形する型枠を適切な長さに手加工しながら、1か所づつ組み上げ、
その後、これも職人の手によって、コンクリートが打設されます。
コンクリートが硬化するまで、規定の養生期間を経て、ようやく脱型。
したがって、
これら工程の機械化、工場化が困難なRC造の場合、
専門職人の現場での仕事に依るところが多く、まさに、『現場でつくる』工法となります。
また、建ち方も、
木造や鉄骨造の工事のように、ある日突然、建物が出現したかのようなダイナミックさはなく、一層、一層、時間をかけて築いていかなければならず、他の工法よりも工期を要します。
RC造は、
木造や鉄骨造に比べ、耐久性、耐火性、耐震性が高く堅牢である反面、高コストであるのが難点。
でも、実際に現場で、職人さんの仕事量を見ていると、納得。
現場の皆様、まだまだ暑い日が続きますが、引き続き、よろしくお願いします。