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打放し壁の表情。

『池田のマンション』の1階コンクリート壁。
養生期間を経て、脱型と支保工撤去完了です。

こちらはエントランスホールの壁。

静寂かつ、温かみのある空間表現にしたかったので、
壁仕上げは、コンクリート杉板型枠打放しを採用。

 

かつて、コンクリート型枠といえば、この杉板型枠でしたが、
近年では、下写真のような塗装合板型枠が一般化。

塗装合板で仕上げると、下写真のようになります。

これは、これで美しいのですが、
どちらかといえば、均質、無機質で冷たい表情の壁に。 

 

杉板型枠に話を戻します。

 

杉板型枠で、打放し仕上げとする場合でも、
『素地型枠』と『浮造り加工杉板』の2種類の方法があります。

下写真で、下が素地型枠。上が浮造り加工型枠によるもの。
雨に濡れているので、少し分かりにくいのですが、
上の浮造り型枠の方が、木目がクッキリ表れているのがお分かりでしょうか?

浮造り加工とは、木材の夏目をホイールサンダーで削りだし、
木目の凹凸を強調する加工方法のこと。

この加工を施した方が、木目を強調した打放し仕上げとなります。
ちなみに、今回はこちらの方法を採用。

 

杉板型枠、塗装合板型枠の別無しに、
コンクリート打放し仕上げの場合、躯体=仕上げとなるので、
脱型の際、緊張感が漂います…。

まずまずの仕上がりでしたので、とりあえず、一安心…。 😮

 

 

 

 

 

 

 

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