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『ログチェアー2』制作。

今回は、友人夫婦のお子さんへのプレゼント用として、
仕事終わりに幼児用チェアーを制作してきた記録を綴ろうと思います。
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以前、丸太をそのまま刳り貫いた椅子(Baby log chair)を作ってみたのですが、
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今回は、丸太を彫刻のように削った椅子をつくってみることに…。

 

はじめに、チェーンソーで丸太をカットします。
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つづいて、チェーンソーで荒削り。
削りながらイメージし、更に削る。の繰り返し。
即興的な感じが面白いです。
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ある程度、削った後、割れ防止のため、丸太内部の水分を蒸発させる目的で、
バーナーを用いて表面を焼きます。
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その後、再び、チェーンソーで整形。
以前に制作したログチェアーでは鑿で削っていたので、なっかなか進みませんでしたが、今回は彫刻もチェーンソーを用いたので、思いのほかスムーズ。 😉 ただ、削れ過ぎるので、力の加減には要注意。
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グラインダーで、形状を整えます。
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つづいて、チェアー脚部。
レーザーカッターで円形のテンプレートを作成し、
プラズマカッターで鉄板(厚さ4mm)を刳り貫きます。(サクッと書きましたが、鉄板4mmの加工は、結構大変で何度もトレースしないと、刳り貫けません。。 しかも、高温になった鉄板の熱で、汗たらーっ (汗)ダックダク。 )
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グラインダーで形状を整え、中心部分に丸鋼の脚を取り付けます。
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アンティーク調の仕上げを施すため、黒錆を発生させる特殊な薬品を塗布します。
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塗ると、化学反応を起こし、一瞬で黒錆が発生。
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塗布した後、ペーパーヤスリでこすると、鈍く黒光りするアンティークな風合いに。
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脚部を取り付け、本体に蜜蝋ワックスを塗って、完成! 😀
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1本の丸太から削りだしているので、年輪が波紋のように表れてきます。こども用なので、角を無くし、全体が柔らかいフォルムとなるよう、滑らかな曲面で仕上げました。
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素材が、木と鉄なので、使い込む程、味わいが増す椅子…。

愛用してやって貰えると嬉しいです。

矢野

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