『spicato office 』 Renovation vol.4
『株式会社spicato』さんのオフィスリノベーション工事も、
仕上工事の一歩手前まで到達しました。
前回からの施工状況について記します。
玉石基礎の上に柱を建てただけの既設の土間床部分に、
配筋し、土間コンクリートを打設。
土間コンクリート打設後
耐震要素となる柱脚部分には、アンカーを設置し、地震時、柱が引き抜け無いよう土間コンクリート床(基礎)と一体化。
柱脚にアンカーを設置している様子
既設柱のホゾ穴もエポキシ樹脂を用いて埋木し、柱断面の欠損を補強。
Before(ホゾ穴によって、柱断面が欠損している)
after(埋木完了後)
キッチン外周の素材はポーランド産のOSB。歴史が刻みこまれた空間の中に、新素材でつくられたボックス(キッチン)を挿入し、新旧の対比効果により、空間全体に緊張感がいきわたる構成を意図しています。
室内部の耐震要素には鋼製ブレースを用い、裏庭との視覚的な連続性を高めています。
室内から裏庭に連続するデッキテラス。壁、床、天井共、木材に包まれた半屋外の空間で、ミーティング、ランチ、パーティーなど、執務を補完する様々な用途に活用していただけます。
デッキテラス外観。このテラスは室内から裏庭を眺める際の『大額縁』としても機能するので、オフィスからは裏庭が1枚の絵のように感じられます。
今回、現場の施工を担当していただいている職人さんです。
竣工日まで間もないですが、最後までよろしくお願い致します。
- Date:2018.01.20|
- Category: spicato office |
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