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シンガポールへ…vol.1

新年 あけましておめでとうございます。
本年も私共のブログをよろしくお願い申し上げます。
みなさん年末年始はいかがお過ごしでしたか?私はちょっと豪華に、海外へ行ってきました。といってもシンガポールですが…。という訳で、今回のブログは、最近のシンガポール事情を私の独断と偏見で綴っていこうと思います。(のつもりでしたが、ベイサンズホテルの部分が長くなり過ぎたので、それ以外は、次回の矢野ブログにつづく…)

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まず、近年のシンガポールのシンボルといえば、
写真 2018-12-25 19 24 39
やはり、このマリーナベイ・サンズでしょう。
高さが200mで57階建、3つの傾斜したビルの上になぜか船が乗っているこの奇妙なビル。

 

もはやマンガみたいで、私、個人的には好きなデザインではございませんが、観光客にはなぜか大人気。この建物自体はホテルなのですが、観光名所になってしまっています。

 

デザインは、国際的にも有名なイスラエル人建築家、モシェ・サフディ。この建築以外にもカナダ、モントリオール万博のアビタ67という集合住宅の設計で知られています。
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このデザインは風水学に基づいているそうで、下部のビルは『入』という感じを模しているとのこと。上に船が乗っているのは船が入港してくる湾(ベイ)に面しているからだそう。

 

そう思ってみると、た、た、確かに!

 

さらに、3本ある内のタワー1の傾斜角度は26°らしく、風水学上は、2+6=8の8はラッキーナンバーでなんだとか。
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先程、デザインはモシェ・サフディ氏と書きましたが、
氏が担当したのは、デザインを含む基本設計まで。実施設計は他国の設計会社が行い、日本の建設会社にも工事見積の依頼があったそうなのですが、図面を見て、この建物は無理。とのことで断ったという話もあるそうです。

 

というのも、ご存知かと思いますが、このビルの最上階はインフィニティ―プールになっており、その水の荷重だけでも、おそらく2000t(150mx約10mx深さ1.2m=1800㎥=1800t)近くあるからです。

この荷重による不動沈下に対応するため、関西国際空港などでも採用されているジャッキを建物下部に500台設置しているのも、うなずけます。😗
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マリーナベイサンズのアトリウム

 

しかも、上写真のように『入』の形を模したビルの傾斜部分に柱は一本も建ってませんから、『入』の形の通り、垂直のビルと傾斜したビルがもたれ合った挑戦的な構造。

 

地震の多い日本の建築関係者であれば、まず、ありえない設計だと思われると思いますが、このシンガポール、今までの歴史で大地震も台風も無いそうで、高層建築には楽園のような場所だからこそ、かろうじて成立しているのだと思われます。

 

最終的に韓国の建設会社が請け負ったらしいのですが、その建設会社は、その後に倒産。

 

 

 

 

 

 

 

という訳で、客室へ。
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泊まったんかいっー!

 

というお声をいただきそうな感じもありますが、やはり、建築やってる人間としては、内部一度は見てみたいですよね。😁

 

それと、ここのインフィニティ―プール、宿泊客しか入れないらしいので…。

 

うまい商売しますねー。サンズさん!😎

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湾を挟んで反対側が街の中心部。
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高層ビル、高層ホテル群が湾を囲むように配置され、湾、それ自体が1つの舞台かのような計画になっており、湾を中心としたテーマパークのような街になっています。
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一定の間隔で、湾に設置された噴水をメインしたアトラクションが開催されます。
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クライマックスには、ベイサンズからのレーザー光線が湾に向かって放たれる仕掛け。

 

 

ちょっと脱線しましたが、いよいよプールへ。

57階のインフィニティプールには更衣室は無いので、ホテルの客室で水着に着替え、客室に備え付けのバスローブを羽織っていくもしくは、水着の上からTシャツ着るなりして57階へ向かわなければなりません。

バスローブで行きましたが、
バスローブ姿で、エレベーターに乗るのは、結構、違和感あります。。😁
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最上階につくと、ゲートがあり、客室のカードをタッチして入場。

 

 

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ちなみに水着も売ってました。

 

 

 

そして、デッキを歩いていくと、この光景。
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沢山のメディアにも取り上げられているので、この光景は予想していましたが、実際に行ってみると、やっぱり特別感はあります、ね。😁

 

高層ビル群を見下ろしながら、これだけ巨大なプールで水浴びしたり、チェアで寛いだりできる環境というのは、確かにここだけにしかない価値だなー😉と思いました。

 

世界中をみても、これだけスマホで自撮りしているプールっていうのは、実際、ココしかないと思います。

 

200m上空のプールから都市を見下ろせるという、自分が偉くなったような気分に錯覚させてくれる演出が随所に施されています。

 

まぁ、この為にありえない程、無理している建築物なのではありますが、ここまでして人を引き寄せる何かを持っているというのは、建築的にスゴイですし、デザインの価値なんだろうなと、素直に思いました。😀

 

 

ただ、ここだけの話、ホテルの内装や家具、接客などは、ビジネスホテルクラス。
それでも、一度、このプールに入りたい方にオススメのホテルですね。😎
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ちなみに、こちらはプール反対側の屋上庭園。

 

予定してたより、ベイサンズについて書きすぎてしまいましたので、続きは、また次回にしたいと思います。

 

また良かったら、見に来てくださいねっ!😀

 

 

 

 

 

矢野

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