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『豊能の高齢者住宅施設』地下工事 進行中。

『豊能の高齢者住宅施設』の現場は、年始早々からの始動。
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地盤改良工事も完了し、現在、地下工事の最中です。

冒頭、右に見える円筒形の土の塊が地盤柱状改良によってできた柱(杭)

今回の現場では、これが地中に約360本、刺さっています。

 

この前の前工程の写真。
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地中の柱に干渉しないよう、掘方を進めるのも、通常より慎重さが求められます。

ちなみに、この写真の下に打設しているコンクリートが捨てコンクリートと呼ばれるもの。

通常は、略して『捨てコン』と呼びます。

 

この捨てコン。

掘方が完了した地面の上に、構造物をつくる際の仮設材として使用されます。

土には直接、墨打ち(簡単に言うと線描き)ができませんから、その為の紙の役割であったり、コンクリートが地中へと浸透するのを防止する型枠の役目であったり、築造する構造物を保護する目的であったりと、【捨】という割に、結構 多方面で活躍してくれる頼もしいヤツなんです。😎

なぜ【捨】かというと、建物本体ではなく、仮設材(本体をつくるために必要な資材)だからで、ビルの現場などでよく見かける、『足場』などと同じ括りになる訳ですね。

 

さて、次はこれっ!
この職人さんは一体何をしているのでしょうか?
(さて、一体、いつからクイズ形式になったのでしょうか??😮)
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なにか細いゴム系のような物を鉄筋壁に沿って置いているようですが…。

 

 

 

 

 

 

 

 

答えは、『止水材を設置している』でした!😃

(読者のほとんどが、そんなん知らんし、どーでもえぇ-やん!と思っておられると思いますが……。一応、説明用に下の図までつくらせて頂いたので、どうかご勘弁を…)
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例えば、Aのようなコンクリート地下構造物をつくる場合でも、通常は、一度にコンクリートを打設(だせつ)するのではなく、B図のように、先に①の底盤をつくり、その上に②の壁をつくる2段階方式の工法を採用します。

がっ!! 😮 その場合、Bの打継部が、地下水などからの防水上の弱点になります。コンクリートのようにペースト状の物質が固形化する物は何でもそうですが、底盤と立上り壁は一体にならないのですね。

 

なので、この打継部分に、先程の止水材を設置します。

この止水材が案外優れ物。水と反応すると膨張して、水の侵入を防ぐ役割を果たします。

地下工事などがある場合は、通常使用していますので、皆様も、もし機会があった時(日常生活で目にする機会はほぼ無いと思いますが。)は、ご確認の程を。

 

 

さて、意味不明のクイズは、さておき、現場の方は着々と工事が進んできております。
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コンクリート現場搬入時の空気量、スランプ検査

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ブーム車にて、コンクリート打設中

 

次回は、地上階の基礎工事です。
また、現場のご報告、させていただきます。😀

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