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『軍艦島』へ…。

対馬の出張帰り、念願の軍艦島に立ち寄ってきましたので、レポートさせていただきます。
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実は過去に何回が長崎を訪れてまして、その度に軍艦島へ行こうと試みているのですが、毎回、高波で船が出ず、くやしい思いをしてきておりますので、今回こそは、という思いが冒頭での『念願の』に、執念のように込められております。😬
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今回も、あいにくの曇天。(私達、ひょっとして雨男なのか?😅)
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左の大型クルーザーで島に向かいます。
ただ、島までは行けるそうですが、今回も波が高いため、上陸できるかどうかは、島についてからの判断になるとのお達し。。😱

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とりあえず、島に行けるからいいかなっと思いつつ乗船し、長崎港を出港。
見えているのは女神大橋(ヴィーナスウィング)という斜張橋。
船に乗ること40分くらいでしょうか。前方に軍艦島が…2
メディアを通じて何度も見ているのですが、やはり肉眼でみると感動しますね😀
見方を変えれば、この曇天も島の儚げな雰囲気を助長してくれているようで、これはこれでいいかもと思い込むことに。😃(でも晴れてくれてるほうがいいですけどね。。。)

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島の裏側に。
ここからが最も軍艦のように見えるのだそう…。 確かに軍艦島と形容するのにふさわしいですね。ところでこの軍艦島。正式名称は端島(はしま)ですが、かつて大阪の朝日新聞の記者がこの島を訪れ「軍艦とみまがふさうである」と報道したのが、はじまりなのだとか。

 

波の状況から判断して、着岸できるとのこと!😀😀😀😀

 

念願の初上陸です!
それでは、現在の島の様子をご覧ください。

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長年の荒波に打たれて、損傷が著しい護岸。
護岸が損傷すると、島に大波が浸入し、建物の損壊が加速するので、護岸は改修工事が行われているのだそうです。護岸といっても、現在のそれのように、全てコンクリート製ではなく、土と石で壁をつくり、周囲をコンクリートでコーティングしただけ。さらにそのコンクリートも現在のそれとは違いますから、この損傷についても納得です。
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コンクリートで固められ、当時は世界一の人口密度を誇った島。
その廃墟感がスゴイ。

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世界遺産に登録されても、現時点では、歴史上重要な建造物と、島全体を護る護岸以外は改修、補強工事を施す予定は無いそうです。理由は、風化速度に予算が追い付かないから。

ただ、その風化も歴史そのもので、自然な流れなのですから、時の流れに任せる方が良いのかも。

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総合事務所跡。かっては多くの炭坑関係者が往来していたそうです。
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手前のコンクリートも護岸。波の力で、このコンクリート護岸がここまで流されています。
自然と人類の戦いを見ているような気が…。
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今でこそ、この有様ですが、日本で最初の鉄筋コンクリートで建造されたアパート(写真奥)など、当時は最先端技術が使われた、未来の島だったのだそう。
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見学ルートは、島のごく一部で柵が施されたエリアのみ。
安全上や建物の保存上致し方ないのでしょうが、僕としては、島の全域を探検してみたかったです。このように見学ツアーが組まれる以前は個人が、船をチャーターして勝手に上陸していた時代もあったのだとか。(長崎県の管轄地ですので、不法侵入になってしまいますが)

 

島の映像は、何度も見たことがありましたが、やはり、実際の場所でしか分からないこと、感じられないことが沢山ありました。建造物、空間もそうですが、歴史的にも本当に特異な場所ですね。当時、貴重だった石炭の採掘と共に急激に発展し、燃料が石炭から石油に代わると、また急激に衰退していったゴーストタウンならぬゴーストアイランド…。

やはり、一見の価値ありでした。😀
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矢野

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