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道路の拡幅事業…

本当にプライベートなことなのですが、
最近、私の小学生の時代の通学路だった道路の拡幅工事が実施されています。
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変わりゆく道路際の風景を写真に留める意味で、今回ブログとして紹介させて頂こうと思います。
この通りは、今から50年ほど前に造られた道路。

 

道の両脇に住宅と商店、診療所、学校などが建ち並ぶ、地域では交通量が多い通りにも関わらず片側一車線で歩道もありません。

今回の工事では、これを片側2車線と歩道を設置しています。
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既存車道の白線を除いた歩道部分は実質30cmほど

 

 

50年以上も前に造られてますから、当時、自動車という乗り物がここまで増加することを想定していなかったのでしょう。父などに話を聞くと、できた当時は凄く広い道に感じたのだそう。

でも自動車の普及と共に通行量も増え、私が小学生の頃などは、自動車が行き交う横をすり抜けるようにしながら登校していた記憶があります。
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商店の解体が完了し、道路として整備工事中

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また、この通りには工業高校なども隣接しており、登下校時などは、自転車が並んで車道を走るなど、本当にいつ事故が起きてもおかしくないような状況でした。😣

 

拡幅工事の計画は、今から30年以上も前からあったようですが、当時は地価も高く、用地買収等の事業予算がつかないのと、実際、この道路際に商店を構えて生活している方々が沢山おられる訳で、お金云々の話ではなく、立ち退いてまた新しい土地で一から商売を続けていくのかとか、商店の建物は残っても、手前の駐車場が無くなった場合に客足が落ちるのではないかなど、その場所で実際に暮らしている方にとっては死活問題となるため、事業は難航しているようでした。

 

 

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子供の頃は、難しいことは分かりませんから、『商店壊して道を早く広げたらいいのになぁ!』みたいなことを言ってた気がしますが、大人になってくると、直接目に入る風景以外にも色々と見えてきて、『でも、現実問題、なかなか難しいよなぁ』とも思うようにも…

 

 

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なので、今回、このように拡幅工事が進み、通行者としてはとても嬉しいのですが、土地を提供していただいた方のことを思うと、複雑な心境ですし、道路際の商店が無くなったことで、通りとしての活気が無くなってしまうことも懸念されます。
道路の拡幅という再開発事業、本当に難しい問題ですね…
こういった問題がなかなか解決されないので、新しいインフラが整備された地域に、旧市街から人が移っていくドーナツ化現象のようなことが起こっていくのも分かる気がしますし、ドラえもんがでてきて、単純に道の部分の土地だけを広げてくれる魔法のアイテムなんかを出してくれたらいいのになぁーなんて、、、本当に思います。

 

 

拡幅された通りを人が安全に通行でき、そしてまた、この通りが再び活気を取り戻すことを切に願っています。😀

矢野

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