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『大阪関西万博へ…。』

先日、『大阪・関西万博』に行ってきました。

 

今回のブログでは、現地の様子や実際に感じたことなどをレポートしたいと思います。
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今回、一番に感じたのは、会場の広さ。

 

下の図は会場のマップです。

 

この地図だけでは敷地の広さはなかなか実感しづらいかもしれませんが、たとえば「大屋根リング」の内径だけでも615メートルもあるそうです。

 

 

変な例えですが、大屋根リングの片側にあるパビリオンから反対側のパビリオンまで歩き、さらに元の場所に戻ってくるとなると、「それだけはマジで勘弁してほしい」と思うほどの距離感です。

 

しかも、仮に直線で歩けたとしても600メートル近くあり、実際には建物の間を縫うような通路の人込みの中を歩くため、想像以上に体力を消耗します。(運動不足の私には特に…😅)

 

 

ですので、皆さまは私のように無計画に行動するのではなく、予め、ある程度ルートを決めて回られることを、強く、おすすめします。

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ただし、予約制のパビリオンであれば事前に予定が立てられますが、予約フリーのパビリオンについては、実際にその場に行ってみないと待ち時間が分からないので、なかなか計画通りに回れないというのも正直なところ。

 

そのあたりをシステム的にもう少し工夫していただけるとありがたいですね。

 
それと、皆さんご存じかもしれませんが、会場内は原則キャッシュレス対応で、現金は使えません。

 

自動販売機も含め、すべてタッチ決済となっていますのでご注意ください。8

 

 

 

 

続いてパビリオンについて

これから訪れる方も多いと思いますので詳細は控えますが、予約フリーのパビリオンの中では、私が訪れた中でおすすめなのはフランス館です。

7アメリカ館ほど待ち時間も長くなく、内部の展示も『さすが芸術の国フランス』と感じさせる内容でした。

 

 

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パビリオンの途中で一度中庭に出てから、再び館内に入るという演出(フランス館)

 

 

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個人的には、立体的に配置された大量のLEDによる躍動感あふれる演出が、とても印象的でした。

 

 

 

しかし、今回の万博での最大の見どころは、やはり「大屋根リング」だと思います。(メディアではさまざまな批判もありますが…。)
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冒頭でも触れましたが、「大屋根リング」は内径約615メートル、外径約675メートル、高さは内側で約12メートル、外側では約20メートルもあり、面積はおよそ61,000㎡という圧倒的なスケールです。

 

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全周は約2kmあるそうで、例えるなら「清水寺の舞台が延々と続いている」ような感覚で、通常の木造建築の概念を大きく超えた構造物になっています。

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屋上を歩く人との対比で、この構造物のスケールを感じ取っていただけるのではないかと思います。

 

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屋上のスカイウォークの床は木製デッキですが、木造とは思えないほどのガッシリとした安定感です。

 

 

2この写真もスカイウォークの一部ですが、ここまで本格的な屋上庭園が設けられていること自体、木構造としては異例です。

 

 

このような頑丈な構造が実現しているのは、奈良の東大寺のように、伝統的な貫(ぬき)接合に現代的な工法を組み合わせて建築されているからで、実際には鉄骨ラーメン構造に近い強度と安定性を備えた構造となっていると思います。

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構造のことはさておき、実際にスカイウォークの最上段に立ってリングの反対側を見渡すと、その壮大なスケールを体感できますし、これほど大規模な木造建造物が半年後には解体されると考えると、それだけでも一見の価値は十分にあると思います。

 

 

今回は、会場の約4分の1しか回れなかったので、機会があればぜひもう一度訪れたいと思います。

矢野

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