アルミ缶からインゴットを鋳造。
工房にストックしてきたアルミの空き缶。
捨てるのも勿体ないので、インゴット(鋳塊)を鋳造してみました。
まずは準備から…
今回も鍛鉄と同様に、コークスの燃焼熱でアルミ缶を融解。
それと、今回、この為に製作してみたのが、コレ!
るつぼをセットする為の炉。
炉の中でコークスを燃焼させることで、温度が急上昇します。
さぁ!作業開始。
今回も3分クッキング調でレポートさせていただきます。
まず、コークスの前段階として、木炭を燃焼させます。
(コークスは燃焼カロリーが高いので、直火で燃焼させることができません。)
木炭がいい感じ?に燃え上がってきたら、コークスで覆います。
すかさず、炉をセット。
あとは待つこと、10分。
徐々にコークスも燃えてきたので、
るつぼ(黒鉛るつぼ)をセット。
さらに待つこと、5分。
コークスが完全に燃焼しはじめましたー
っていうか、距離が離れていても、熱線がメチャメチャ熱い!😬
コークスの燃焼熱で、鉄板が撓んでいるのがお分かりいただけるでしょうか?
燃え滾る炉の中へアルミ缶を入れていきます。
温度を計測してみると、877度。
アルミの融点は660.3°Cらしいので、融けているハズ!たぶん…。
蓋をあけてみると、、、
おぉー!融けてますねー😀
因みに、この時点でアルミ缶を150個以上は投入しています。
いよいよインゴットの鋳造。
本来であれば、鋳造用の型に流し込むのですが、今回は無精して、土に孔をあけ、それを型代わりにしています。
るつぼを掴んで、、、
孔に流し込みます。
待つこと、5分。
穴から取り出すと、
おぉー!できてますっ😀
コンプレッサーでエアーを吹き付け、土を取り除いた状態。
土に孔をあけた形がそのままインゴットとして表れています。
サイズはそれほどではないですが、塊なので、それなりの重量感。
このインゴットを作っておけば、下の電気炉で再び簡単に融解することができます。
次回は、砂型を作って、アルミ缶を再利用した、オリジナルの建築金物(取手など)を製作する予定。また後日、アップロードしますので、ぜひご覧ください。
それと、安全には十分注意して、実験しております。多分いないでしょうが、良い子の皆さんは決してマネしないでくださいね😅