本計画では、長期的な不動産価値の維持を目標に、設備も地域で最高水準に設定した上で、市条例で規定された最大限の住戸数と住戸面積を確保。
この面積を確保するため、日影規制と建物ボリュームを調整。最上階住戸を変則タイプとすることで斜線規制をクリアした。
外観(東面)
外観(南面)
日中の安定した日射、季節風による夏場の換気促進に配慮し、全住戸を南向きに配置。 更に明るい室内環境を確保するため、外部手摺に半透明の合わせガラスを採用。
外観(南面)
外壁は、ダークグレーのタイル張りとし、ガラス手摺の水平ラインを強調するデザインに…
エントランスポーチ(夜景)
エントランスホール(左)と屋根の雨水を再利用したビオトープ(右)
生態系学習の一環として、ビオトープ作り名人であるオーナーが学生入居者と共に、メダカが泳ぎ藻が茂る池へと育てゆく計画。
エントランスホール(自動扉、メールボックス、壁材、ベンチは全て無垢の木材を採用)
木の温もりをマンションに取入れ、戸建に近い環境をつくる。そのために、大規模建築物が抱える法的制約とメンテナンス問題を解決。普段良く目にする部分、触れる場所を中心に木材を多用した。
屋内階段
住戸(最上階)
斜線制限をクリアするため、最上階の壁の一部を斜めにカットし、ロフト(屋根裏)として活用。 ワークスペースや寝室など、使い方に入居者の個性が表れる、+αのスペース。
住戸(最上階ロフト)
4帖半のロフト。床には杉板集成材を採用。
住戸(最上階ロフト)
下階には、天井の低い水廻り空間を配置。
住戸
エコロジー&エコノミーなマンションをコンセプトに、各設備に自動センサーを設置。ツケッパナシ、アケッパナシの無駄を省いた。
屋根に設置した9kwの太陽光パネル
学生入居者に環境意識を高めてもらう試みとして、ソーラーパネルと発電量モニターを設置。