堺の保育園
大階段から中庭を望む。
大階段は、【中庭】→【舞台】 【階段】→【スタンド席】とすることで、簡易劇場、ホールとしての活用も想定。大階段を1.5階レベル(踊り場)から望む。
写真左は、階段に設けられたギャラリー。園児の作品展などに利用。中庭に面する幅3.0mの大階段。
上空の高窓からは、日中を通して、柔らかい光が差し込む。写真正面:階段踊り場 写真右:中庭
フルオープンの扉を開ければ、屋内と中庭は一体の空間に。大階段に座って、先生のお話に耳を傾ける園児。
お泊り保育時、大階段に座ってプラネタリウム観賞する園児たち。
(先生撮影)写真手前・奥:保育室
シースルーの大階段を挟んで保育室が対面する空間構成。家型の上部は大階段、下部は子供室。写真右は、かいだんギャラリーと絵本棚。
正面壁内部が子供室。その両側は中庭(1.5階)へと通じる大階段。
階段ギャラリーでの園児作品展示例。
ギャラリー棚だけでなく、大階段の片方を雛壇に。
先生のアイデアに脱帽。(先生撮影)
大階段下の余剰空間を活用した子供室。
天井高さが90cm(一部150cm)で、コルクマットの床をハイハイしながら移動する空間。開口から、ほのかな光が射し込む子供室。『秘密基地のワクワク感』をデザイン。
1.5階レベル(中間階)に位置する中庭は、各階の保育室と視覚的に繋がっている。
折戸をフルオープンにすれば、中庭が屋内と一体化し、青空保育室として機能。どの保育室にも隣接し、上履きで気軽にアクセスできるデッキ材敷きの中庭。
園児の水遊びを見守るオリーブの木。
中庭での野外保育活動を2階から見つめる園児。
中庭の先生が手を伸ばせば、2階の園児と握手できるほどの距離感。
園児の小さな手でも掴まりやすく、隙間に足を差し込みやすいように配慮した手摺。
中庭(青空保育室)で水遊び中の園児たち。
(先生撮影)中庭(青空保育室)で洗濯遊びに興じる園児たち。
(先生撮影)2階庭園より中庭を望む。
乳児専用の中庭デッキ(ハイハイデッキ)
両端が0歳、1歳の保育室に挟まれており、安心して乳幼児を見守れる空間配置。中庭を挟んで保育室が対面する空間構成。
ファサード外観
杉板張りと緑化壁面で、柔らかい印象の建築となるよう配慮。ファサード外観
夜は田の字型の窓が壁面に浮かぶ。中庭 断面図
中庭ー大階段 断面図
- 担当:設計+工事監理
- 工事内容:新築工事
- 所在地:大阪府堺市
- 用途:保育園
- 階数:2階
- 構造:鉄骨造
- 敷地面積:748.94㎡
- 建築面積:448.03㎡
- 延床面積:847.13㎡
作品一覧