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「明治村」へ…。

休日を利用して、愛知県の犬山市にある「明治村」へ…。

「明治村」は明治時代の建築を保存、展示する野外博物館。

現役を終えた名建築達が日本各地から移築されており、
フランクロイドライト設計の旧帝国ホテルの中央ロビー棟


をはじめとして、60棟を越える建築物が村内に集結しております。

 

さらに建築物だけでなく、明治7年にイギリスから輸入された蒸気機関車や、


京都市電としてのお役目を終えた路面電車など、

昔懐かしい乗物達も、今尚活躍中。 


一見すると、明治時代のテーマパークですが、
その全てが本物…。 😀
時代と共に歩んできた歴史が建築物に更なる重厚感を与え、
それが「明治村」の雰囲気を醸成しているようでした。

それでは、何十棟もある建築物の一部をご紹介。

蝸牛庵の縁側(文豪 幸田露伴の住宅)

蝸牛庵の書院

西郷従道(西郷隆盛の弟、海軍大将、政治家)の邸宅

踏面を見ずとも、一定の歩幅で優雅に下りることができる
工夫がなされた階段(勉強になります。。)

聖ヨハネ教会堂(京都市下京区河原町)

礼拝堂内部

東松家住宅(増築による迷路のような空間構成が特徴的)
外壁は杉皮。

内部土間からの見上。(高窓を介しての陽光の取入れ方が絶妙)

宇治山田郵便局舎

呉服座(大阪府池田市にあった芝居小屋)

客席

客席の床板通路

舞台からの風景(壮観の一言。 )


舞台下部の奈落(人力で10人程度で装置を動かしていたのだそう。)

菊の世酒造外壁(石垣と下見板張りの対比が素晴らしい 😮 )

金沢監獄中央看守所監房

内部(決して監獄とは思えない?ホテルのようなディテールが随所に…)

帝国ホテル中央ロビー
(建築家、フランクロイドライト独特の回遊性の高い空間構成、
レベル差を活かした空間のシークエンス、空間ボリュームの緩急、
空間に奥行を感じさせる光の取入れ方など、学ぶところが満載)  

 

一部という割に結構たくさんアップしてしまいました。。 😀

 

明治村にある建築群。
それ自体は言うまでもなく素晴らしいのですが、
これを移築された方々の情熱や技術、
そして、これらの名建築を解体処分するのではなく、
巨額の費用をかけてまで保存しようとされた方々の、
並々ならぬご尽力に敬意を表します。

建築にご興味のない方でも、十分楽しめる施設。
皆様、一度訪れてみては?? 😀

矢野

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