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「村野藤吾」特別展へ…。

平成26年9月3日から、大阪市歴史博物館で、
「村野藤吾 やわらかな建築とインテリア」が開催中…。
昨日行ってきたので、レポートします!

村野藤吾氏は、昭和時代、大阪を拠点に活躍された日本を代表する建築家。

主な作品としては、旧そごう大阪店をはじめ、大阪新歌舞伎座、梅田給気塔、
尼崎市庁舎、宝塚市庁舎、都ホテルなどがあり、全国各地に300を越える作品を残された方です。

私の母校にも、氏の設計された建築物が多数現存していたこともあり、
学生時代から、氏の設計された関西各地の建築物を探訪しておりました。

今回、展覧会で改めて作品を拝見しましたが、
作品全般に共通し、扉の把手や階段手摺など、人の手が直接触れる部分には
特に配慮されており、スケッチや原寸模型が多数、展示されていました。

氏のデザインは、当時の主流であったモダニズム建築の立場から「反動的」との批判も
受けたそうですが、ともすれば無機質で非人間的になりがちなモダニズム建築に対し、
先程の把手や手摺など、ひとの五感にやさしく訴えかける人間的な建築を追求された方
なのだという印象を抱きました。

氏は、40歳手前で独立、「50代、60代はまだまだ青年期」と言われてた言葉を体現するように、
90歳を越えてなお創作し続け、
死の直前まで仕事をされていたそう…。

その創造性とエネルギーに驚嘆するとともに、
大阪に、このように偉大な建築家がおられたことを改めて誇りに思います。 

 

10月13日まで開催しているようですので、ご興味のある方はぜひ! 😀

 

 

矢野

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