「鞆の浦へ」…。
休日に、広島県福山市の鞆の浦へ…。
鞆の浦といえば、宮崎駿監督の「崖の上のポニョ」のロケ地としても世間の脚光を浴びましたが、江戸時代の古民家や昭和レトロな街並、そして美しい海岸と自然が調和した風景で、「風光明媚」という言葉が、本当に似合う町…。
町を散策しつつ、その風景を撮りためて参りましたので、よろしければご覧下さいませ。
路地(自然に奥へと誘われる不思議な雰囲気が漂っています。)
太田家住宅外観
古くは保命酒の蔵元であった中村家の屋敷で、瀬戸内海の近世商家建築を代表するものだそう…。
太田家住宅(玄関)
太田家住宅(坪庭)
石畳と建物が調和した街角(昔懐かしい雰囲気が漂っています)
昭和レトロな建築物たち…。
しまなみ信用金庫鞆支店(積み重ねていた歴史が外観に宿っています。)
海へとつづく路地
(町を散策していると、建物と建物の隙間からチラッと海が顔をのぞかせてくれます。)
砂浜(奥の方で漁師さんが漁船の修理中。)
浜のギリギリまで建てられた民家
軒下でせっせと巣作りするツバメさん
仙酔島より鞆の浦を望む
海とともに暮らしてきた風情が、そこかしこに息づいている素晴らしい町でした。 😀
ただ、町は高齢化が深刻な問題となっており、その一因に不便な交通の問題があるようです。
実際、町を訪れてみて感じたのは道路の狭さ。
調べたところ、鞆町の道路は、全て江戸時代から継承されたものだそうですが、
その狭い道路を自動車が頻繁に往来していました。(一部時間帯指定の一方通行)
一時、ニュースでも取り上げられた「鞆の浦埋め立て架橋計画問題」では、
そういった交通事情、ライフラインの整備という実質的なまちづくり問題と
(そこに住まう人の現在の生活を快適に、便利にしていく事)
景観保全の問題
(伝統的な古き良きものを残していくこと)
が争点になっていましたが、双方を解決させながら、地域を発展させることの難しさを、
改めて痛感しました。