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『ガウディ展』へ…。 

先日、兵庫県立美術館で開催されている
『建築家ガウディ × 漫画家井上雄彦 特別展』へ行ってきました。
かなーり濃密な展示内容で、
ガウディの生い立ちからアカデミー時代の計画案や卒業設計課題をはじめとして、
建築家ガウディの名を世に広めたグエル公園、カサ・ミラ、カサ・バトリョなどの作品、
そして今尚建設中で、ガウディーの魂とも言える『サグラダ・ファミリア』までを
図面やスケッチのみならず、パースや精巧な模型、モックアップ、動画を通じて
リアルに伝えてくれる展覧会でし
た…。  

 

ガウディの建築作品については、好みが分かれるところかも知れませんが、
通常、経済活動の一部として成立している建築工事と建築物が、
『サグラダ・ファミリア』においては、それから外れたところで成立しており、
さらにその建築行為自体がガウディーの魂を受け継ぐ運動になっているという意味において、
これほど尊い建築物は、この世には無いと思います。

 

真の意味で、建築物に魂が宿っている…。

 

当時、名声を得た建築家が、自身の存命中に完成しないことを知りながらも
私財を投げうち、他の仕事を断ってまで、その設計に人生を捧げたアントニ・ガウディ。

 

僕なんかがガウディを語るのは畏れ多いですが、
一人の人間の尊い想いによって『建築』をここまで昇華させた建築家は、
彼をおいて他にはいないと思います。 


あらためて、良い勉強をさせていただきました。

 

また、僕も学生時代に愛読していたバスケ漫画 『SLAMDUNK』の作者、
井上雄彦氏によって、ガウディの生涯がシーン別に描かれており、
まるでガウディの人生を追体験しているような感覚に…。

5月24日まで開催しているようですので、ご興味のある方は是非! 😀

 

矢野

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