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『箕面のマンションⅡ』基礎検査。

先日、私共が設計監修を担当しているマンションの基礎検査に行ってきました。
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写真は、基礎梁と独立基礎の配筋。

これに型枠を配してコンクリートを流し込みます。

ちなみに現在では、木造、S造(鉄骨造)、RC造(鉄筋コンクリート造)の何れの工法でも基礎はRC造を採用。

その理由は数多くありますが、主だったものとしてはRC造は重量があり、基礎(上部構造のためのおもり)として安定すること、また、構造自体が非常に頑丈なこと、そして、地中での耐久性が高い(劣化しにくい)ことなどです。

 

そのRC基礎の耐久性に最も影響するのが、鉄筋のコンクリート被り厚さです。
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RC造(鉄筋コンクリート造)は鉄筋が引張力、コンクリートが圧縮力を負担し、両方の長所で補い合って強度を確保する工法ですが、肝心の鉄筋が錆びてしまうと強度が低下。

鉄筋が錆びる原因は、水分なので、鉄筋が直に水に触れないよう、RC造では鉄筋をコンクリートでコーティングしています。

特に地中は水分が多いので、地上部分の2~3倍の被り厚さ(建築基準法で6cm以上)を確保する必要があります。

必要な被り厚さを確保する為に、その目安となるスペーサー(上写真)を設置し、これを基準に、下写真のように型枠を設置していきます。
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建造中の基礎を検査しましたが、被り厚さだけでなく、基礎配筋工事全般で丁寧な仕事がされていました。

鉄筋工の皆様、この暑さの中、本当にお疲れ様です。

もうしばらく猛暑が続きますが、引き続きよろしくお願い致します。

 

 

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