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『Camping Truck』製作 vol.11

工房で製作中の『Camping Truck』製作レポート(11回目)です。

今回の工程は、外部の防水加工。

月1回程度のペースで作業をしているのですが、前回より時間が経過しているので、数回分をダイジェストでレポートします。
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まず、上写真のように、外部に張った合板の継ぎ目部や欠損部にパテ処理を行い、不陸(ふりく)調整していきます。

この上に、防水材を塗布し、最終的に仕上塗装をするのですが、不陸があると仕上面にも影響するため、入念に処理していきます。

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設計図面では『パテしごきの上、EP塗』というように、よく仕上げ指示書に記載するのですが、実際にパテ塗をするのは、今回がはじめて。

はじめは籠手の扱い方が難しかったのですが、慣れてくると結構、楽しいです。
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パテしごきなので、塗った後が大変でした。
上写真は、乾燥したパテをサンドペーパーでしごいているところ。

面が平らになるまで、全体的にペーパーで擦っていきます。
地味ですが、かなり体力の消耗する作業…。

ちなみに乾燥したパテの粉が舞うので、髪が白髪になります。 🙂

全体的に平滑になったら、いよいよ防水材を塗っていきます。
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防水材はポリエステル樹脂。

この樹脂にガラス繊維を張り合わせたものがFRP(ガラス繊維強化プラスチック)です。

今回、屋根はFRP防水とし、雨の掛りにくい外壁はこの樹脂のみ塗ることに…。

 

まずは屋根からです。
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はじめに清掃して、

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ポリエステル樹脂を塗った上にガラス繊維を張り、その上から再度ポリエステル樹脂をローラー塗していきます。

 

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写真下の白い部分はガラス繊維が密着していないのですが、ローラーで押し付けることで、樹脂と密着し、透明になります。

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実際に塗ってみて分かったのですが、この気泡の処理が結構大変で、ローラーを使って端に追い出していくのですが、なかなかに難しい。

スマホカバーの気泡追い出しより難しいです。 😎

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外壁部分は、樹脂だけをローラー塗。

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防水材の硬化後

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屋根の平場部分は樹脂とガラスが一体となってFRP防水になっていますが、

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屋根の端部はガラス繊維が下地に密着せずに硬化しています。

これらはグラインダーで処理し、
もう一度、ポリエステル樹脂を塗って防水材の作業は完了です。

次回は、仕上塗装の作業をレポートします。 😀

 

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